19世紀ヨーロッパ絵画 美術波 オンライン

SPRING 2024 ONLINE

4月

C

エリザベス・ホワイトヘッド(1855-1934)

フラワーポットのすみれ

油彩 31x26cm

D

ジョン・B・バージェス(1830-1897)

スペイン婦人

油彩 35.5x26.5cm

E

アーネスト・パートン(1845-1933)

水辺の白樺

油彩 92x67cm

F

バーバラ・ハムリン(1921-1975)

イブニングペーパー

油彩 25.5x15.5cm

G

ジェームズ・ウェッブ(1825-1895)

ノートルダム大聖堂

油彩 83.5x137cm

H

フランソワ・ルロワ

ヴェリタス

油彩 35.5x25cm

I

オーガスタ・ウエルズ(1814-1893)

四つのコンポジション

油彩 パネル4枚組 各8.5x17.5㎝

J

オリバー・クレア(1853-1927)

桜草

油彩 35.5x30.5cm

K

イポリット=カミーユ・デルピー(1842-1910)

川辺の釣り人

油彩 29.5x55cm

在庫作品の資料請求、ご高覧、価格、販売につきましては、お問い合わせください

掲載作家略歴

A ディヴィッド・ジェームズ
David James (1860-1904)
イギリスの海景画家。1881年から1898年にかけてロイヤル・アカデミー、バーミンガム王立芸術家協会等の定期展に出品。精緻な観察力と天性の描写力で臨場感に溢れた海の情景を描きつづけた。ジェームズは画面いっぱいに「波」を描く構図を好んで描いたが、それらの作品は当時からロンドンやニューヨークの愛好家から支持を受け、「波のジェームズ」の愛称で親しまれている。作品の多くは、コーンウォールとシリー諸島で描かれた。
現在、グリニッジ国立海事博物館等に作品が収蔵されている。

B ソーヴァルド・シメオン・ニス
Thorvald Simeon Niss (1842-1905)
デンマークの風景、海景、風俗、版画家。コペンハーゲンの王立美術アカデミーに入り、オットー・バシェに師事した。次いでミュンヘンやハンブルク、ベルリン、ヴェネチアを回り大陸の新しい傾向の描画法を学ぶ。1882年ウィーンで金賞を受賞。1889年と1900年のパリ万博では銀賞を受賞した。1887年デンマーク北端のスケーエンに移り、スケーエン派のメンバーとなる。この頃より海をモティーフとした制作に没頭した。1887年から1902年にかけて王立美術アカデミーの評議員。
作品は現在、スケーエン、ヨーテボリ、スタテンス、コペンハーゲン国立美術館等に収蔵されている。

C エリザベス・ホワイトヘッド
Elizabeth Whitehead (1855-1934)
イギリスの女流静物、花卉画家。レミントン・スパに生まれる。レミントン美術学校を卒業後、フランスへ渡りアカデミー・ジュリアンで学ぶ。1877年から1927年にかけて王立バーミンガム芸術家協会、1917年から1927年にかけてロイヤル・アカデミーの定期展に出品した。

Ⅾ ジョン・バグノルド・バージェス
John Bagnold Burgess (1830-1897)
イギリスの風俗画家。父は風景画家でウィリアムズ四世の宮廷画家H・W・バージェス。W・C・ロス卿やJ・M・レイに師事し、素描力を身につける。初期には、愛らしい女性を描いた作品を手がけることが多かった。のち彼は主題を求めて、しばしばスペインへ旅行するようになり、スペイン文化より取材した風俗作品を多数描いた。1850年から1896年にかけて、ロイヤル・アカデミー、英国美術院、王立芸術家協会、バーミンガム・王立アカデミー等で活躍し、1877年ロイヤル・アカデミー準会員、1888年同会員に選出された。 現在、テート・ブリテン、ヴィクトリア&アルバート、レスター、リバプール、ハンブルク等の美術館に作品が収蔵されている。

E アーネスト・パートン
Ernest Parton (1845-1933)
アメリカの風景画家。ニューヨークのハドソンに生まれる。兄のアーサー・パートンのアトリエで絵画の描画法を学んだ。1873年イギリスに渡り定住する。のち一時的にフランスに居住し、スイスやイタリアにも旅行をした。1874年から1893年にかけて、ロンドン・ロイヤル・アカデミーや王立芸術家協会、新水彩画協会、ニュー・ギャラリー等の定期展に多数の出展を重ね活躍した。イギリス油彩画家協会会員。
現在、テート・ブリテン、リバプールの美術館等に作品収蔵。

F バーバラ・ハムリン
Barbara Hamlyn (1921-1975)
イギリスの女流風景、街景画家。ロンドンを中心に制作活動をする。ベックナム美術学校に学び、当地の街並みやショップ、公園がハムリンの作画の源泉となった。1910年代に労働者や女性の地位向上、生活の都市化に対する世相を反映した主題を取りあげて登場した、カムデン・タウン・グループから強い感化を受けた。ロイヤル・アカデミー、ギルドホール美術館、新英国美術クラブの定期展に出品した。新英国美術クラブ会員。

G ジェームズ・ウェッブ
James Webb (1825-1895)
イギリスの海景、風景画家。ロンドンで画家の家系に生まれる。1853年から1888年にかけてロイヤル・アカデミー、英国美術院、王立芸術家協会、新水彩画家協会、グロブナー・ギャラリー等の定期展に出品した。英国各地をはじめ、ウェールズ、スコットランド、オランダ、フランスを幅広く取材旅行した。作風は自然主義的で、堂々たる画面構成を特徴とし、J・M・W・ターナーの影響をうけたとされる。 現在、テート・ブリテン、ヴィクトリア&アルバート、ブリストル、グラスゴー、リバプール、メルボルン、アデレード他の美術館に作品が収蔵されている。

H フランソワ・ルロワ
Francois Leroy
フランスの風景、風俗画家、水彩画家。モーリシャスに生まれる。ナントを中心に制作し、1865年パリ・サロンにデビューした。ルロワが1864年から65年にかけて故郷モーリシャスに取材した一連のシリーズは、当時の社会、風俗を知るうえで優れた記録性をもっている。

I オーガスタ・ウェルズ
Augusta Wells (1841-1893)
イギリスの女流人物、風景画家。ロンドンに住み、1864年から1879年にかけてロイヤル・アカデミー等の定期展に出品。女流画家らしい細やかな視点から日常的な題材を取り上げて制作した。

J オリバー・クレア
Oliver Clare (1853-1927)
イギリスの静物画家。イギリス中部地方バーミンガムの静物画家一家の一員。父は静物画家のジョージ・クレア。1873年から1883年にかけて、ロイヤル・アカデミー、王立芸術家協会の定期展に出品した。
クレア家の画家はいずれも同様に、鳥の巣や卵、葡萄、洋なし、プラム、花などをモチーフとして構図を取り、背景のマチエールに工夫を凝らし、一見してそれと分かる個性的な画風を完成した。

K イポリット=カミーユ・デルピー
Hippolyte-Camille Delpy (1842-1910)
フランスの風景、動物画家。版画家。シャルル= F・ドービニーに師事し、バルビゾン派の自然感や手法を身に付ける。1869年パリ・サロンにデビュー、1884年、1900年同サロンで受賞。1900年パリ万国博に人物画を出品する。1886年フランス芸術家協会会員に選出された。
現在、ベジェー、シャンベリー、ルーブル美術館等に作品が収蔵されている。

19TH CENTURY EUROPEAN PAINTINGS bijutuha O N L I N E